ファスト&スロー (上)
人は意思決定するとき、どんな思考をするのだろう?
そんな疑問に答えるのが本書だ。
経済学で注目されている 「行動経済学」
ノーベル賞も取得した その第一人者 ダニエル・カーネマンさんが、
従来は、学者が読むような専門書しか書いていなかったが、
一般の読者に分かりやすく書いた一冊になっています。
[極めて重要な本]
他本を読んでいると、本書からの引用をよく見る。
内容の重要性からも、歴史的名著だと思います。
[分かりやすい]
一般の読者でも分かりやすい工夫、具体例が豊富。
システム1、システム2 といった例えは秀逸。
[経営者だけでなく]
銘柄を選択するなど、常に意思決定を強いられる 「株式投資家」 は必読。
人間の意思決定のメカニズムを科学的に説明しているので、
勝率が上がるのは間違いなし?
まとめ
本書は、歴史的名著であると断言できる。
重大な決断を日々行っている 「経営者」
銘柄選択、株の売り時や買い時を思考する 「株式投資家」
といった、日々 「考える」 仕事をする方にはおススメしたい。
内容は、読んでいただくとして、
なぜ人は、意思決定の際に間違いを犯すのか?
人は物事を決定する時に、頭の中ではどんなメカニズムなのか?
このあたりの疑問がサクッと解決される。
脳が錯覚を起こすパターンがズラリと並び、何度か読み返しておきたい。
なんらかの意思決定の精度が上がるのは間違いない。
下巻も引き続き読んでいきます。
ちなみに、私は今回3回目を読んだわけですが、
最初に読んだとき、大きな衝撃を受けた数少ない本の一冊です。
ちなみに、有名な本ですので、ネット検索すれば 「まとめサイト」はあります。
が、出来れば実際に手に取り、自分の目で読まれた方が、
学ぶことが多いと思いますよ。
● おすすめ度 ★★★★★
● 熱中度 ★★★☆☆
● ためになる ★★★★★

こうやって人は意思決定しているのか!
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Posted by かぶかぶ at
◆2016年01月22日09:24
│投資