投資で一番大切な20の教え―賢い投資家になるための隠れた常識
[ウォーレンバフェット推奨の本]
[大事な教えが満載]
[繰り返し読んで勝てる投資家に]
● あらまし
オークツリー・キャピタル・マネジメント 運用金額が6.2兆円 と世界最大規模
投資会社であり、「リーマンショックで最も稼いだ会社」として有名だ。
その オークツリーの会長にして創業者が ハワード・マークスさんだ。
世界一の投資家 ウォーレンバフェットも彼を一目置くという 偉大な投資家だ。
そんな ハワードさんが顧客向けに書いてきたのが、「顧客向けレター」
長年にわたり、書かれてきたその手紙は、投資における貴重な教えの宝庫だ。
そんな貴重な教えを 20にまとめ 再編集したのが本書。
長年の経験、深い知識に裏打ちされた 偉大な投資家が何を考え、
大事なこととして挙げているのは何か?
バフェット推奨本の一冊
じっくり味わってみては?
● ここがおススメ
1. 極めて大事な教えがコンパクトに
2. 読み応え十分
3. 株式投資の経験者には、極めて有用な教え
● よくないところ
1. 難しいところもある
2. 腰を据えて読まないと・・・
サラサラ読む本ではない
● こんな方におススメ
1. 株式投資家
2. バリュー投資家
● 図書館で借りる?買う?
買う。極めて有用な投資本。買うべき。
● まとめ
世界一の投資家 ウォーレン・バフェットが本作を気に入り、
株主総会で大量に配ったというエピソードのある本作。
私も、多くの投資本を読んできたが、本作は、歴史に残る投資本 だと感じる。
バフェットが絶賛したというが、それもうなづける一冊だ。
具体的な投資戦略の話というものではない。株式投資に対する考え方や心構えといったところ。
偉大な投資家がどんなことを考え、日々投資をしているかが分かるだけでもおつりがくる。
本作は、特にリスクについて多くのページを割いているが、それだけ投資には大事な項目であり、
偉大な投資家たちが、リスクをいかに大事に考えているかよく分かる。
繰り返し繰り返し読んで、腹に落とし込みたい一冊。
ただ、株式投資初心者には難しい内容だと思われる。
よく意味が分からないまま、読み進めて分かる範囲で理解するか、
ある程度、株式投資の経験をしてから読み込んでいくかはどちらがいいのだろう?
私自身は、前者でこの本を読みました。買った当時はほとんど意味が分からなかった。
が、今はある程度分かるようになってきました。奥の深い一冊だなぁと感じます。
本書の「はじめに」 であるように
「今まで、聞いたことないような考え方だ、と言ってもらえたら本書は成功だ」
とありますが、私も最初読んだときは、そう感じました。
はじめて読む方もそんな風に思う方が多いはず。
● おすすめ度 ★★★★★
● 熱中度 ★★★☆☆
● ためになる ★★★★★

ここのところ、株価は軟調ですねぇ・・